ごあいさつ
このたびは定期点検をご検討いただき、誠にありがとうございます。自動ドアの開閉装置につきましては、徹底した品質管理と厳重なチェックを重ね万全を期しておりますが、自動ドアは実際にご使用になって初めてその効用が現れるものです。長い年月にわたって故障なく運転しつづけ、その機能を遺憾なく発揮させるためには十分な予防措置が必要です。
当社は故障を未然に防止し、常にお客様が安全で快適にご使用いただけるよう『定期点検』をお勧めしております。 この制度のシステムをよくご理解のうえ、ぜひともご契約くださいますようお願い申し上げます。
保守契約のメリット(重要性)
- 定期的な点検が機器の寿命を延ばします。
- メンテナンス料金は割安になります。
- いざというときは優先訪問します。
- 故障の未然防止に努めます。
定期点検を実施することによって, 機器類の耐用年数を大幅に延ばします。
保守契約の種類により、出張料金、技術料金などが 無償になります。部品代金のみ請求させていただきます。 (フルメンテナンス方式はオプション部品を除き商品代金も無償です) ご契約者の方には、部品代も一般価格より割安になります。
契約機器の故障発生などによる緊急コールについては、 優先的に貴店の機器を点検、修理いたします。
計り知れない損害をもたらす営業中の機器故障。 定期点検を行ない事前にチェックし修理いたします。
自動ドアの構成
1. 駆動部/ モーターブロック(モーター・減速機)、タイミングベルト、サイドプーリー、ドアハンガーより構成され、制御器からの指令で扉を開閉する。
2. 制御部/ 自動ドアの頭脳といえる部分で、検知器からの電気信号を受け取り、駆動装置の動きをコントロールします。
3. センサー部(検知器)/ ドアに近づいた人体を感知したり、人がスイッチに触れると作動し、 制御器に電気信号を送ります。
保守契約の形態
初年度点検
新設後1年間は無償保証期間です。この間の故障はほとんどありませんが毎日運転をくり返すため、装置全体に微妙な変化が生じる場合もございます。(初年度点検)を実施することによって、2年目以降の長い年月、軽快な動きを維持するために設けた制度です。
自動ドア保守点検契約標準価格表
保守契約の種類 | 標準点検回数(年間) | 部品代 | 故障時の修理代 |
■初年度点検契約 | 2回 | 無償 | 無償 |
■定期点検契約 自動ドアの機能及び劣化の状態を調べ、修理などの措置に対する判断を行ないます。 |
2~4回 | 有償 | 有償 |
■保守契約(標準方式) 定期的に巡回し、自動開閉装置の駆動部、制御部、ドア懸架部および センサー(検知器)などの各部を点検、整理、調整し、消耗部品の交換など予防保全を行ないます。 |
2~4回 | 消耗部品は無償 | 無償 |
■保守契約(フルメンテ方式) 定期的に巡回し、自動開閉装置の駆動部、制御部、ドア懸架部および センサー検知器などの各部を点検、整備、調整し、必要に応じて 機器を構成する各部品の修理、交換など予防保全を行ないます。 |
2~4回 | 無償 | 無償 |
●点検作業は通常勤務日における就業期間内に行ないます。
●オプション使用の本体機器および [センサー検知器類]は、全ての契約で有償です。
別途お見積もりいたします。
●付帯作業が伴う場合は別途お見積もりいたします。
●消耗品とは(ベルト・吊り車・踊り止めコロ)です。
●部品とは消耗部品の他、[モーターユニット・制御器・ハンガーユニット・プーリー・検知器類など]です。
故障かなと思ったら
修理を依頼される前に、次のことを確認してください。
ドアの現象 | 原因 | 処置 |
まったく動かない | 1.分電盤・配電盤のブレーカーが切れている 2.電源スイッチがOFFになっている |
1.ブレーカーのスイッチを入れる 2.スイッチを入れる |
まったく開かない | 1.鍵がロックされている 2.ドアに障害物がひっかかっている 3.センサーの異常 |
1.鍵を開ける 2.障害物を除去する 3.センサーをチェックする※ |
開くけど、閉まらない自然に開閉する | 1. センサーが検知し続けている 2.安全光線スイッチのレンズにゴミ・雪などが付着している 3. センサーの誤作動 |
1.のれんや植木など検知物を除去する 2.付着物を除去する 3.センサーをチェックする※ |
きちんと閉まらない | 1. ドアに障害物がひっかかっている 2.ガイドレールに異物が詰まっている 3.鍵が降りている |
1.障害物を除去する 2.異物を除去する 3.鍵を上げる |
閉まりきる前に再び開いてしまう | 1.閉まる途中に障害物がある 2.センサーの誤作動 |
1.障害物を除去する 2.センサーをチェックする※ |
鍵がかかりにくい | 1.鍵受けにゴミ・異物が詰まっている | 1.ゴミ・異物を除去する |
以上の方法で確認して、なお不具合のときやおわかりにならないときは、電源を切り当社へご連絡ください。
※誤作動防止のため、検知エリア内に風で動くもの(のれん、植木など)を置いたり、センサーに水をかけないでください。