予防処置としてのご案内
経年劣化対策
より長くお使いいただくために
当社はシャッター、オーバースライダーなどの動く建材商品については、10年を一つの目安として「経年劣化対策」 をただいま推進しています。
「経年劣化対策」とは...
シャッター、オーバースライダーなど動く建材商品は、50点以上の多くの部品から構成されています。これらの部品には個々に設計耐用年数(交換時期の目安)が設定されており、要求性能を維持するためには定期点検が必要不可欠です。
また、設計耐用年数を超えた部品においては、点検結果にもとづいた部品交換が必要要件となります。これらのことを総 称して「経年劣化対策」と呼んでいます。
一部品の摩耗や劣化は日々進行します。「経年劣化対策」を行うことで、要求性能を維持し、良好な状態で安全、かつ安心してお使いいただくことができ、また、落下や急降下などの重大な事故の発生を未然に防止することも可能になります。
定期点検
シャッター・オーバースライダー・ドアの正常な機能の維持を図り、最適な使用状態を保ち続けるためには定期点 検が不可欠です。専門知識と技術を備えた保守点検専門技術者が、それぞれの商品に合わせたメンテナンスメニューに基づく点検と必要に応じた部品交換や修理を行うことで、万一のトラブルを未然に防止します。
定期点検の必要性
<安全性>
●点検による不具合部位の発見により防火・防煙シャッターの機能不全による火災延焼を防止します。
●点検による不具合部位の発見により異常降下などによる挟まれ事故、または経年劣化による部品落下事故を防止します。
●点検時の開閉作動を伴う保安運転により機能の維持が図られます。(常時開放の防火・防煙シャッター)
<経済性>
●点検後の消耗・損傷部品交換および安全装置設置などの改善案内により設備維持費を予算化できます。
●点検の実施で不具合の発生を未然に防止し、故障などによる機会損失を低減します。
<耐久性>
●点検時のボルト・ねじ類の増締めや注油などの調整実施で本来の耐久性を維持します。
<迅速性>
●不具合・故障の際には、定期点検によるデータの蓄積で原因を速やかに特定し、迅速に対応できます。
実施例
定期点検契約のおすすめ
定期点検をご契約していただきますと定期的に商品の機能・性能を維持するための診断を行い、その結果に基づき必要に応じて修繕や整備のご案内またはご提案をいたします。また、注油などの調整作業を定期的に行うことで、
商品をより安全・安心・快適にご使用いただけます。
正しいお取り扱いと日常点検は、取扱説明書に沿ってお願いします
正しいお取り扱い等
✗禁止行為
取扱説明書には、設置されている商品を安全・安心・快適に使用していただくうえで必要な操作方法、 使用上の注意などが記載されています。各商品のご使用に際しては、あらかじめ十分にその機能、 性質をご理解いただくと共に、取扱説明書は大切に保管していただくようお願いします。